エレベーターガールの秘密(後編)

「エレベーターガールの秘密(後編)」
長期休業によって自宅待機となった彼女、勤務しているデパートのエレベーターガールの制服を着てバスルームに向かい制服をびしょ濡れになったのだが彼女は納得する濡れを考えていた。
「制服は濡れたけど中途半端な濡れだなぁもっと派手に濡れたい!!」
彼女はバスタブに入った。黒のハイヒール、水色のタイトスカートやソフトジャケットとリボン結びの紫のスカーフはあっという間に濡れていった。
「きゃぁ~これ凄い濡れ感!!・・・もっと早く気付くんだった。あとは潜るしかないわ。」
息を大きく吸ってバスタブに潜った。
「トポ~ン!!」
彼女の身体は完全に水中に包まれた。何とも言えない美しさだ。
水面から顔を出した。
「ぷはー!!!」
「髪の毛まですっかりびしょ濡れになっちゃたわ、自宅待機でモヤモヤしていた分気持ちいいわ。」
彼女の表情ははっちゃけてた。
結んでいた水色のリボンと紫色のスカーフをほどき
彼女は再びバスタブに潜った。
「トポ~ン!!」
長い黒髪は身体の動きによって上下左右に水中にゆらゆらとゆれる。水面に浮かんだリボンとスカーフがより幻想的に見えた。
「ぷはー!!!」
水面から上がった彼女は顔を覆った長い黒髪を両手で掻き上げていく。
「楽しかったわぁ~!!」
バスタブから上がり濡れた黒髪、ソフトジャケットやタイトスカートから滴り落ちた水を絞っていく。
黒のハイヒールに入った水を脱いで水を出していく。
びしょ濡れの彼女。やりきった感の表情であった。
全身水がポタポタと滴り落ちながらバスルームを後にした。

おわり