試合の後には

「試合の後には」
彼女は高校2年生テニス🎾部員である。
ある日試合で一方的に敗れ。試合後のコート左右前後に走らされるレシーブの居残り特訓を受けた。彼女のユニフォームは居残り特訓で汗びっしりになっていた。
「はぁ、はぁ、やっと特訓終わったよ。試合に負けたとはいえここまで居残り特訓やるとは思わなかったわ。このまま着替えると気持ち悪いから思い切り水を浴びていこうかな。」
彼女の脇にアルミバケツがあった。おもむろにバケツを取り水がいっぱいになるまで汲んだ。
「いくよぉ~~!!」
バケツを両手に持ち上げ頭上にて逆さにした。
「ザッパァ~~!!!!!!」
彼女の後ろで結んだ黒髪のポニーテール、上下白のウェアやスコート、白のソックスやスニーカーはびしょ濡れになった。
「気持ちいい~~!!、何かこの濡れ感が何とも言えないわ。もっと派手に濡れちゃおっと。」
再びバケツいっぱい水を入れて頭から水を浴びた。
「ザッパァ~~!!!!!!」
最初の時よりもポニーテールや上下のウェアやスコートはびしょ濡れにスニーカーも中に水が入って動く度にグシュグシュと音がした。
その後も頭から水を浴びること数回行った。
すっかりびしょ濡れになった彼女。
「あぁ~~スッキリしたわ。何回も水を浴びたら汗のベタつき感がないわ。」
後ろに結んだポニーテールや上下のウェアやスコートから水が滴り落ちていくのを両手で絞っていく。
「もうここまでびしょ濡れになったら着替えないでこのまま帰えちゃおっと。夏だから家に着くまでに乾いているかもね。それにしても試合後の特訓は辛かったなぁ・・・」
全身びしょ濡れのまま家に帰る。試合後特訓させられた夏の日の出来事であった。

おわり