実習生の発散法

「実習生の発散法」
彼女は大学4年生、将来教師になるための教育実習生である。
ある日、実習先の中学校で緊張して授業が上手く進められず生徒達にからかわれ彼女が泣き出してしまう始末であった。ぼろぼろ状態の彼女はこの中学校のプールにいた。
両目から溢れる涙、彼女は泣きながらこう呟く。
「わたし・・・教師なんて無理なのかなぁ・・・どうしたらいいのだろう?・・・スッキリしたいなぁ・・・そういえばここプールだったなぁ。・・・そうだ😃💡せっかくだからこのままプールに入ってリフレッシュしよう。」
肩口までの黒髪に上下黒のジャケットにタイトスカート、白い長袖のブラウスそして黒のパンプスがこの日のスタイルである。
彼女は何の躊躇もなく、足からプールに飛び込んだ
「ザップ~~ン!!」
足から飛び込んだ彼女の身体はパンプスを濡らしタイトスカートブラウスやジャケットを濡らしていき肩口の髪を濡らして水中に身を沈めた。水中で身を沈める彼女は何を思ったのだろう?やがて彼女の身体は水面から上がっていった。
「ぷはーぁ~~~!!!」
彼女はびしょ濡れになっていた。
「あぁ~~気持ちいいわぁ~~!!、何かイヤなことも忘れられそう。服はびしょびしょになっちゃったなけど。今日の実習は終わりだからこのままくつろいじゃおっと。」
プールに入る前の泣き顔は何処に行ったのだろうか彼女の表情はどこか吹っ切れた表情だ。
その後彼女は泳いだり潜ったりと濡れ感を楽しんでいた教育実習の日の出来事であった。

おわり