気合いを入れる!!(競技編)

気合いを入れる!!(競技編)
「今から全員気合いを入れる!!今すぐユニフォームに着替えて来い!!」顧問の一言で部員全員はざわつく。そう・・・あの気合い入れである。
私は高校のチアリーディング部、私の学校は名の知られている部である。
顧問:「よぉ~し全員ユニフォームに着替えたな。今から気合い入れのための水かぶりを行う!!」
私の学校では珍しく貯水池があり、私を含め20人全部員が貯水池の前の前に横一列に並んだ。
顧問:「それでは5分間、頭から水をかぶる。バケツに水を汲んだら始める。よ~い始め!!!」
私を含め20人全員が一斉に頭から水をかぶった。
「ザッパァ~~!!、ザッパァ~~!!、ザッパァ~~!!」と音が鳴り響く。
私の肩口までの黒髪、上下白のウェアーに黒のハイソックス白のシューズが濡れ始める。最初の水かぶりより二回三回と濡れる範囲は広がる。さらに隣同士の水かぶりのしぶきがかかるからさらに濡れていく。5分経った頃には髪の毛ぐっしょり白のウェアは身体のラインが分かるほど肌に貼り付くほどであった。
顧問:「今日全員水かぶりを行ったのは、気が緩んでいるからだ!!だから気合いを入れるために行った。明日から気を引き締めて練習だ。いいな!!」
私を含む全員:「はい!!!」
私を含む全員はびしょ濡れ・・・濡れた髪の毛をタオルで拭きウェアに滴り落ちた水を絞り出していく。
私:「あ~あ今日は最悪だった、もうこんなことはしたくない。明日からしっかり練習しないとなぁ」
と思った1日であった。

おわり